施行から数か月
さて、法律、制度の施行から数か月が経過した。その結果について、2012/11/28の報道ステーションが報じていたのだが、これを見て俺は、日本の民間の企業や、地方の自治体は、実にたくましいと、つくづくと思った。悪い意味じゃない。利益になる、商売になるとなった時、さまざまな工夫と努力をしている。
家庭用の小さなソーラーパネルの話じゃない。
まず、ソーラー発電を事業とする企業、会社が出てきて、屋根取り合戦が開始されているんだという。GoogleEearthでターゲットの建物の屋根のサイズを割り出して、これだけのパネルをいくらかけて設置してこれだけ儲かりそうとなると、建物の持ち主に交渉。出資して一緒にやるか、屋根だけ貸してにするか、交渉の際の流れで決まるが、工場の屋根などは、どんどん埋まっていく。
自治体も取組む。町民から出資金を募り、町の公共施設の屋根に設置して、町は屋根貸の賃貸料を得て、出資金の運用団体は、売電して、出資者に2%の配当を目指す。このご時世で2%の利回りは驚異的だ。ただし、町の中で使える商品券での配当になるから、町民でじゃないと出資しても無意味なんだが。しかし、国の制度をフル活用し、地域振興、町の中に金が流れ動くように、住民も参加して取り組んでいるというこのケース、これも成功すると、太陽があたるなら、うちの町でもやろうになるのは目に見えている。
関連ページ
- 自然エネルギーの買取制度
- 2012年の7月から、ソーラー発電など自然エネルギーによって発電された電気の買取が開始された。今後20年の買取金額の保証がついている。その分、電気料金に反映されてしまうのだが、世帯の規模にもよるが、各家庭で数百円の負担にはなるようだ。これも原発のためのお金が削減できれば、値上げの必要もないんじゃないの?という議論もあるようだが、詳細がわからないので割愛。
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- ソーラー発電による発電量
- そうして施工され、契約、計画されて目途がたったソーラーの発電量は、140万kwに及ぶと報じていた。これは、つまり原発1基に相当する量になる。 え?とわが耳を疑った。政治で、政府や国会で、脱原発、再稼働をするしない、どうたらこうたら、とスッタモンダしている間に、数か月で、これだけの発電の目途が立ってしまった。 原発を止めたら代替エネルギーどうするんだ、生活はどうなるんだ。経済はどうなるんだ。そん
- 原発1基分
- 勿論、まだ原発1基分という言い方もできる。たった1基じゃ足らんのだよ。天候に左右されるし、安定した供給には不安もあるかもしれない。雨の日は工場はお休み・・・とはいかないだろうw けども、儲けよう、利益をあげようという企業のパワーは、けっこうすごいぞ。儲かるとなれば、そりゃあ、蟻の群れに砂糖をぶちまけたようなもんだ。猫も杓子もソーラー事業や自然エネルギーのビジネスになだれ込む。 原発関連企業だっ
- 家庭のソーラー発電
- 大きなビルや工場、公共施設の屋上は、事業としてソーラー発電を行う会社や企業、自治体によって、どんどん埋まっていくのだろう。一方、家庭で設置するような小さ目のソーラーパネルは、まだまだ高額で、採算分岐は10年とか7年とか言われている。 けれどこれが、大型のソーラーパネルが量産されることで、小さいパネルの初期コストも、技術の進歩、スケールメリットで、さらに落ちる、廉価になるのは間違いない流れだろう。
- 資本主義、自由主義と民力
- 格差社会はどうかと思うけど、こういう時は、資本主義バンザイ、自由主義バイザイだと思う。これが社会主義、共産主義だと、儲けようとする民間の力、企業の本能がここまで鮮やかに発揮はされないもんなあ。 そして、雇用が生まれてくる。金が動き、集まるところには、働く人が必要で、企業向けのソーラーパネル設置の営業マン、施工、設置する労働者、まったく人手が足りないんだという。まあ、この先10年、20年は、伸